ソーシャルゲームにおける未成年の高額課金問題

未成年によるソーシャルゲームの高額課金問題が社会現象にまでなったのは記憶に新しいことでしょう。
「コンプガチャ」が景品表示法違反と指摘され、運営企業等の自主規制によりなくなりました。
それにより未成年の高額課金問題は解消したのでしょうか?
実は、解消するどころか、年々増え続けているのが現状なのです。
しかも、低年齢化が進み高額化していく傾向にあります。
なぜ、高額課金などということが起きるのでしょうか?
実はスマホゲームは課金したくなるようにできています。
それも当然で、運営している企業にはゲームの開発費や人件費、広告宣伝費に運営費など、様々なコストがかかっています。
しかも利用料金は無料です。
ではどのようにして運営費などを賄っているのでしょうか?
それはユーザーからの課金になります。
ユーザーの課金がなければ成り立たないので、ユーザーが課金したくなるような仕組みを企業は考えているのです。
では、その仕組みを簡単に見てみましょう。
まず、ユーザーは「タダだからやってみようかな?」とゲームを始めます。
最初のうちは無理なく遊べ、無料でもストレスなくプレイしていけます。
しかし、ゲームを進めていくと段々と困難な状況が出てきます。
例えばとても強い敵が出てきて、無料で手に入れられるアイテムではとても歯が立たないとかです。
すると「せっかくここまで時間かけたし、何とかして先に進みたい」という心理状態が働きます。
それを解決する手段として有料アイテムが提示されます。
しかも少額なのでそれほど大きな抑制は働きません。
そして、有料アイテムを買って使用することにより先に進むことができて達成感をえます。
しかしさらに続けるとまた困難にぶつかり、それを解決するために有料アイテムを買うという連鎖が続いていくことになるのです。
加えて、有料のガチャではレアアイテムが当たりやすくなっていたり、期間限定でその時しか出ないアイテムを用意したりなど様々な仕掛けが用意されています。
さらにいうならば、課金の手軽さも拍車をかけています。
パスワードを入れるだけで簡単に課金ができてしまうので「お金を使った」感が薄れていくのです。
このように誰もが陥りやすい心理を用いたシステムを使っているので成人でも使いすぎる人も多く、ましてや未成年では自制するのがむつかしいことでしょう。
これからも増えるであろう高額課金問題に対して、本人が如何に自制するかだけでなく、周囲の保護者などの大人が見守ってあげることも大事なのではないでしょうか?
使いすぎる心理とリスクをよく理解してうまく付き合っていってほしいと思います。