ソーシャルゲーム 業界の今後について考えてみる

そもそも、ソーシャルゲームとは何なのでしょうか?
定義としては主にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で提供されるゲームの総称とされていますが、曖昧で「手軽なゲーム」という表現のほうが近いのではないかという意見もあります。
しかしソーシャルゲームという言葉は知らなくても「ツムツム」や「パズドラ」などのゲーム名を出せば「あぁ、アレね」と理解される人は多いと思います。
世に出てきた当初は、任天堂やソニーの携帯ゲーム機がゲーム市場シェアの大部分を占めていましたが「数年後にはこのシェアは逆転するだろう」と言われたように、現在では様々な企業やゲームメーカーが業界に乗り出し、様々なゲームを開発・提供してくれています。
メーカーにとって、ソーシャルゲームの市場というのは従来のゲーム市場と違いハードにかかるコストが必要ないというのは大きな強みだと思われます。
この強みこそが、当時業界への参入の敷居を低くし、たくさんの企業・メーカーが参入することができました。
開発費は年々増加しているそうですが、ヒット作が1本出れば余裕で回収できるのが、このソーシャルゲーム業界の特徴なので、各メーカーはいろいろな努力をしていることでしょう。
しかし、沢山のメーカーによる沢山のゲームが作られ、昔より敷居が高くなって新規参入は難しくなったといわれる今のソーシャルゲームの業界はまさに戦国時代と言えます。
戦国時代を生き残るのはどこなのか?今後はどうなっていくのか?気になるところです。
コンシューマゲームの時代、ゲームは「終わりのあるもの」でした。
どれだけ人気のあるゲームでも「クリア」したらそれで終わり。ユーザーは続編や新作に期待し、メーカーはそれに応えるように開発して生き残ってきました。
しかしソーシャルゲームは「オンライン」ゲームであり、アップデートを重ね続けてコンテンツを成長させていけば「終わりのないゲーム」が出来上がります。
ただし、定期的なアップデート、コンテンツの増加によるシステムの煩雑さに加え、それらを維持・管理していくだけの力がなければ市場から姿を消していくこととなるでしょう。
また、携帯電話やスマートフォンが普及しきった今ではゲーム市場にいるユーザーは頭打ち状態になっているのも現状です。
一般的には一人のユーザーがプレイしているゲームアプリは多い人で3~5個と言われています。
つまり気に入ったゲームがあれば、中々他のゲームはプレイしてくれず、新しくゲームを出しても、ただ出しただけでは場合によってはインストールすらされずに消えていくことになります。
そのため、メーカーとしては如何にユーザーの気を引くか?つまり、広告・宣伝に力を入れていく必要性があります。

・ユーザーがプレイしたくなるような宣伝
・ユーザーを飽きさせない工夫を凝らした定期的なコンテンツの開発
・それらを支える安定したシステム運用・管理・維持

これからは上記の条件をクリアできるメーカーだけが生き残っていけると考えます。
最近ではコンシューマー時代に名を馳せた大手企業がソーシャルゲーム市場に乗り出してきていますが、大手だけに先ほど挙げた条件は満たしやすく、これからの業界を引っ張っていく可能性があります。
しかし、小さな会社でも大手に負けないだけのヒット作を生み出して、この夢のある業界を維持していただきたいと願っています。